【製造業】見積・提案書の作成を効率化、ベテランの判断を見える化して属人化も解消

※以下は、特定の企業における実際の導入事例ではありません。製造業で想定される課題をもとに、「AIをこのように活用できる」という一例をご紹介しています。

記載している時間と削減効果は、一般的な業務量をもとにした試算値です。実際の効果は、業務内容やデータの状態、運用方法などによって異なります。


製造業でよくある課題

見積を出せるのが社長と工場長しかいない

図面が届くたびに、材料費・加工時間・段取り時間を計算し直している。1件あたり2時間かかることもある。

2人とも現場に出ている日は、見積依頼がそのまま残る。「回答が遅い」という理由で失注したこともある。

ベテランが休むと現場の判断が止まる

「この材質なら、この刃物と、この回転数」。長年の判断が、言葉にも記録にもなっていない。若手は自分で決められず、聞ける人を探して手が止まる。聞かれたベテランも、そのたびに作業を中断している。

展示会でもらった名刺が箱に入ったままになっている

年に数回の展示会や商談会で、100枚単位の名刺が集まる。入力する時間が取れず、そのまま数ヶ月が過ぎる。

先方がこちらを覚えているうちに、連絡ができていない。


AIによる業務自動化の例

1. 見積と提案書のたたき台を作る

過去の見積書と提案書をAIに読み込ませて、御社の型と計算の考え方を覚えさせます。案件の条件を入れると、材料費や加工時間を反映したたたき台ができる状態にします。

項目

現在の作業例

自動化後のイメージ

手順

図面を見て計算し、Excelに入力する

条件を入れる → たたき台が出る → 調整して送付

担当

社長と工場長しか作れない

若手・事務担当がたたき台まで進められる

時間

1件あたり約2時間

1件あたり約30分

2. ベテランの判断をいつでも聞ける形にする

ベテランへのヒアリングと過去の作業記録をAIに読み込ませ、質問すると、元になった記録とあわせて答える窓口を作ります。若手が現場のスマホから聞けるので、ベテランが手を止める回数が減ります。

項目

現在の作業例

自動化後のイメージ

手順

ベテランを探して聞く。手が空くまで待つ

スマホから質問する → 記録つきで答えが返る

ベテランが休んだとき

判断できず、作業が止まる

過去の判断を確認して進められる

時間

1件あたり約10分

1件あたり約5分

3. 展示会の名刺を翌日に使える営業リストにする

集めた名刺をスマホで撮ってフォルダに入れると、会社名・氏名・役職・電話・メール・住所をAIが読み取り、営業リストに追記します。すでに取引のある会社には印がつきます。展示会の翌日にすぐ連絡できるのがメリットです

項目

現在の作業例

自動化後のイメージ

手順

1枚ずつ見ながらExcelに入力する

撮ってフォルダに入れる → リストに追記される

連絡できるまで

入力が終わるまで数週間かかることもある

翌日には連絡を始められる

時間

100枚で約5時間

100枚で約30分


想定される効果

業務

試算方法

削減時間

見積・提案書の作成

(2時間-30分)×週4件×4週

約24時間

現場からの質問対応

(10分-5分)×1日4件×20日

約6.7時間

展示会の名刺入力

(5時間-30分)×展示会1回

約4.5時間

合計

約35.2時間